馬鹿が脊椎反射で書く映画感想です
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蜘蛛巣城
蜘蛛巣城<普及版>蜘蛛巣城<普及版>
(2007/11/09)
三船敏郎;山田五十鈴;千秋実;志村喬

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(あらすじ)戦国時代、難攻不落を誇る蜘蛛巣城の城内では城主都築国春が家臣の謀叛に遭い籠城の覚悟を決めていた。その時、使者が駆込み、一の砦の鷲津武時と二の砦の三木義明が敵を破ったと報じる。喜んだ国春に召された武時と義明は蜘蛛巣城に帰るべく城の前にある蜘蛛手の森に入る。ところが道に迷い雷鳴の中を森を抜け出そうと進む二人の前に一人の老婆が現れ、驚く二人に対し「武時は北の館の主に、やがて蜘蛛巣城の城主になり、義明は一の砦の大将に、また義明の子はやがて蜘蛛巣城の城主になる」と不思議な予言をする。その夜、武時は北の館の主に、義明は一の砦の大将に任ぜられる。

 
 見てないのでなんともいえないけれど、「隠し砦の三悪人」どうやら散々な出来のようです。だったら本家本元、黒澤明の映画評を書こうではないか!


 なんですが…


 いろいろ書きたいことはあります。CGの無い時代にあんなオープニングどうやって撮るんだ!とか、霧の中を迷子になっているだけの時間が異様に緊迫感にあふれているのはなんでなんだぜ?とか、実は山田五十鈴は物の怪なんじゃないか?必殺時代からうすうす感づいてはいたけど、とか、書いていったら霧が無い、いや、きりが無いです。

 でも、きりが無いことを数え上げてみたらみんなこの映画の長所だ、というのは凄いです。さすが世界の黒沢。



 この映画の好きなシーン

 まあ、当たり前で申し訳ないのですが



 DVDのパッケージ


でしょうね。この時代、CGありませんから。
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アヒルと鴨のコインロッカー
アヒルと鴨のコインロッカーアヒルと鴨のコインロッカー
(2008/01/25)
濱田岳瑛太

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(あらすじ)19歳の椎名(濱田岳)は大学入学で一人暮らしをするために、アパートに引っ越してきたその日に、奇妙な隣人・河崎(瑛太)に出会う。彼は初対面だというのにいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的はたった一冊の広辞苑。そして彼は2年前に起こった、彼の元カノの琴美(関めぐみ)とブータン人留学生と美人ペットショップ店長・麗子(大塚寧々)にまつわる出来事を語りだす。


 仙台を書かせたら日本一、と言うか仙台しか書かない作家、伊坂幸太郎の原作を映画化したものです。

 本を読むたび、「いや、伊坂幸太郎ってのは天才だな。」などと感心することしきりなのですが、実際に映像化してみると濱田岳演じる椎名君は一方的にトラブルに巻き込まれているようにも見え、何だか同情を禁じえません。喩えて言えば、私が引っ越し先でこれからの新しい生活に心を弾ませながら「海、その愛」を歌っていたら犯罪に巻き込まれてしまった、的な迷惑この上ない話を映像化したもの、とでも言いましょうか。濱田岳さんのどうしようもなくどうしようもない外見も悲哀感をぐっと盛り上げます。

 学生時代に出会ったらパシるな、うん。

 と、言うわけで、河崎に壮大なパシリを仰せつかる椎名君ですが、お話の細かいディテールについては非常に感心させられます。「おお、あそこがこう繋がっているのか。」「おお、これがあの伏線か。」最終的にはすべてが繋がります。さすが伊坂幸太郎、天才です。



 この映画の好きなシーン

 この映画の鍵を握る横綱が登場するってところですかね。


 
 一見の価値ありです。

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転々
転々 プレミアム・エディション転々 プレミアム・エディション
(2008/04/23)
小泉今日子オダギリ ジョー

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(あらすじ)大学8年生の文哉は、家族もなく、孤独で自堕落な生活を送っていた。いつの間にか作った借金は84万円。返済期限まで残すところ3日という時に、借金取りの男、福原がやってきて、吉祥寺から霞ヶ関まで歩くのに付き合ったら、借金をチャラにすると提案される。返すあてのない文哉は福原の条件を呑むしかなかった。井の頭公園の橋から、男二人の奇妙な旅が始まった。調布の飛行場に着いた時、福原は妻を殺したことを告白する…。


 私は日本の映画が好きなのですが、個人的に邦画には二種類の映画があると思っています。


 その二種類とは「世界に通用する映画」と「しない映画」です。


 世界に通用する映画の代表としては、一連の黒澤映画や北野映画があげられると思います。「頭山」や「誰も知らない」なんかもそういった映画に違いありません。要するに、外国人が見ても外国人なりに内容を理解することができる映画、です。


 反対に世界に通用しない映画とは、と考えると、やはり「世界の人に見せても内容が理解できない」という映画だと思います。つまり、この映画です。


 でも、そういう映画に限って面白かったりします。


 この映画はゆるいロードムービーです。そして、外国人ばかりではなく、大阪に住んでいる人にもこの映画の魅力は半減するのではないか?そういう映画です。反対に「俺学生時代江古田の風呂なしアパートに住んでたんだよね。」な方にはたまらない映画に違いない。吉祥寺の町並みにはじまって阿佐ヶ谷、大久保、新宿とディープな町並みを見せ付ける映像は、この界隈を知っている人には堪らない。なぜなら、この一帯は「東京で貧乏暮らしをしたことがある人間なら、一度くらいはお世話になった場所」であるからです。逆に「東京で貧乏を、苦学生時代を過ごしたことのない人」にとってはこの映画の映像は単なる古びた町並みです。この映像を見て、映画の内容とともに「あの頃」がのしかかってくることはない。


 キャストもそんな感じで、オダギリジョーをはじめ、小泉今日子、ふせえり、広田レオナ、麻生久美子といった「好きな町は下北沢です!」みたいな人たちが登場します。話の内容もゆるい人間ドラマです。う~ん、書いてるうちに何だか嫌な映画に思えてきたぞ。何でだ?



 この映画の好きなシーン

 時計屋の親父は、ZATの北島隊員だ~!



 「え?北島隊員といえばあの釣り好きの?」というコアなウルトラマンタロウファンの方はぜひどうぞ。
アイ・アム・レジェンド
アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組)アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組)
(2008/04/24)
ウィル・スミスアリーシー・ブラガ

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(あらすじ)2012年。人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビル(ウィル・スミス)だけが生き残る。彼は究極の孤独と闘いながら愛犬サムとともに3年間もの間、ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続け、人類再生の道を探ってきたが、彼に謎の敵が迫っていた。


 タイトルには「レジェンド」の文字が躍ります。レジェンドってことは=伝説ってことです。つまりはこれは伝説の男の話です。今の日本で伝説の男といえばガッツさんであったり電気設備課の鈴木さんであったりするわけですが、今回の伝説の男はウィル・スミス。宇宙人のお腹から飛び出してきたりしちゃう男です。


 男の子なら「伝説」なんて文字を聞いたらわくわくしてしまうもの。この映画がどのくらいの伝説を後世に伝えることができるのか、早速検証、いや、鑑賞してみることとします。


 んで、ものすごく簡単に結論だけいってしまうと


 
 ものすごく金のかかったゾンビ映画



 ですね。


 ま、世間で言われてるほど酷い映画ではない、とは思うんですが、やっぱり突っ込みどころは満載です。粋な行為じゃないけど。



 この映画の好きなシーン


 名犬ですな、サム。



 この映画の好きなシーンは犬の演技だった、という悲しい現実を受け止めることのできる愛犬家の方はぜひご覧ください。

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俺たちフィギュアスケーター
俺たちフィギュアスケーター スペシャル・エディション俺たちフィギュアスケーター スペシャル・エディション
(2008/05/23)
ウィル・フェレルジョン・ヘダー

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(あらすじ)マッチョで派手な演出を売りにしているフィギュアスケーターのマイケルズ(ウィル・フェレル)と、繊細(せんさい)なナルシストのマッケルロイ(ジョン・へダー)は世界選手権で同点1位となり、表彰台で大乱闘を繰り広げてしまう。2人は男子シングル部門から永久追放の裁を受けるが、男子ペア部門での復活に望みをかけペアを組みスケートリンクに上がることに……


 劇場公開中から、多くの映画ファンの間で口コミで話題になっていた作品です。何度か見る機会には恵まれたのですが、何だかんだで見逃していた作品。晴れてDVDで登場です。よ~し、気合入れて見るぞ~!多くの映画館でそうだったように、俺も大口開けてわらうぞ~!



 そして二時間経過。映画視聴終了。



 結果



 笑えねえ



 この映画の好きなシーン

 矢ガモ、矢落ち武者、矢マスコット。



 今ツタヤに行けばあります。レッツゴー!

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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
ちゃ
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

監督 マイク・ニコルズ
主演 トム・ハンクス
    ジュリア・ロバーツ
    フィリップ・シーモア・ホフマン


(あらすじ)テキサスの下院議員チャーリ・ウィルソンは、アフガニスタンにソ連が侵攻したことを知る。現地に飛んで、難民があふれる国境の現状を見たり、パキスタンの首脳と面会したりするのだが、軍事・外交委員会のメンバーであるとはいえ、行政や軍に関わりのない一議員にすぎないのでできることは限られている。が、彼はCIAの地域担当部長とコンタクトをとり、現地のゲリラ(ムジャヒディン)に密かに武器(スティンガーと呼ばれる地対空ミサイル)を供与する計画を実行に移す。


 アメリカは偉大な国です。

 アメリカから見た正義こそが世界の正義です。だから、アフガンのゲリラに武器を回します。結果としてソ連の人間が死んでも関係ありません。アメリカ人にとって共産主義者は敵です。絶対的な敵です。それは、現在はロシアとして稼動している国であっても関係ありません。敵です。敵ならいくらでも叩けます。このご時勢、なかなか「絶対的な敵」を見つけるのは難しい中にあって、これは便利な敵です。共産主義時代のソ連を叩いておけばアメリカ国内の世論に叩かれる事はない。そして何より過去の国、叩いても叩いても反論される心配がない。このご時勢のアメリカで、映画の中とはいえアフガンに肩入れする事は非常に微妙な感じではありますが、でもそれより憎くて強大なソ連という安パイが同じスクリーンの中にいる以上は世論に叩かれる事はない。アメリカの観客は、安心して映画の中の暴力を受け入れることができます


 そういうスタンスで話は進みます。が、最終的にこの映画はラストシーンによって自分たちに降りかかってきます。


 アメリカの最大の敵は、自らの愚行に気づかないアメリカ自身だと。


 いろいろな方の映画評に、「この映画にアメリカの驕りを感じる」といったものが見受けられます。きっとそれでいいんです。この映画は、アメリカ人に自国の愚かさを知らしめるためにつくられたんだと思います。


 この映画の好きなシーン

 この映画を見たきっかけは、予告編に登場するジュリア・ロバーツがやけに綺麗だったからなのですが、予告編のジュリア・ロバーツはほとんど横顔でした。正面から見ると浅岡ル○子さんそっくりに仕上がってます。さすがプリティ・ウーマンです。

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ミスト
001ミス

ミスト

監督 フランク・ダラボン
原作 スティーブン・キング
出演 トーマス・ジェーン
    マーシャ・ゲイ・ハーデン
 

 前々回、「最高の人生の見つけ方」が今年最高の映画、と書きました。

 しかし、こいつもなかなかのものです。

(あらすじ)激しい嵐が街を襲った翌日、湖の向こう岸に不穏な霧が発生する。デイヴィッドは不安に駆られながら、息子のビリーを連れ、隣人の弁護士ノートンと街へ買い出しに向かう。3人がスーパーマーケットに入ろうとすると、店内は大混乱。外では軍人が歩き回り、サイレンが鳴り続ける。すると、ひとりの中年男が叫びながら駈け込んで来た。「霧の中に何かがいる!」と。店外を見ると深い霧が駐車場を覆っていた! 


 これは怪獣映画とも言えるし、SFともいえます。が、しかし、この映画の本質は心理サスペンスです。


 これと同じようなコンセプトの映画として「クローバーフィールド」が上げられると思います。いずれも、「何らかの理由で不安定になった社会」を表しており、その不安定の要素をどちらの映画も「怪物」を起用する事により再現しています。

 
 そしてこの映画には、「世紀末的な要素」があります。


 それは、「宗教」です。


 霧に囲まれた中で、スーパーの中は一つの社会として独立します。その不安定な社会は、よりどころを失い、宗教にすがりつきます。この映画に出てくる怪物は、最終的には軍隊の火炎放射器で焼かれてしまう程度の強さしか持っていない、怪獣映画としては特筆すべき弱さをもっているものです。しかしながら、そんな怪物の強い、弱いは関係なく、社会の中の人々は著しく安定を失います。人間なんて、社会なんて弱いものです。


 通常の映画では強い主人公という立場の人間も、この映画の中では弱いものです。証拠に、主人公は映画のラストで致命的なミスを犯します。しかしながら、主人公の目線からこの映画を見ていた私は、主人公の行動はおかしいとは思えなかった。結果論からすると大失敗を犯すのですが、この映画を見ている最中は主人公のとった行動は問題ある行動とは思えなかった。すなわち、私の心も主人公と同じく弱いものです。社会が安定を欠いてしまったならば、私もどんな行動をとるか知れたもんじゃない。



 この映画の好きなシーン

 ワンシーンで好きというよりも、この映画の緊迫感、です。この張り詰めた空気はフランク・ダラボンならでは。是非映画館で味わうべきです。



 でも、デートで女の子と見に行っちゃいけない映画ということは付け加えておきます。

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座頭市関所破り
座頭市関所破り座頭市関所破り
(2003/10/16)
勝新太郎、高田美和 他

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(あらすじ)座頭市は幼い頃の思い出を忘れかね、今は見えぬ目ながら初日の出を拝もうと妙義山に急いでいたが、ふとしたことから新助と名乗る旅人から手紙をことづかり、笠間の宿の旅籠、むさしやの女中お仙に届け津古とになった。市はそこで行方知れずの父を訪ねる、お咲に会う。



 もうね、最近映画館に行って映画を観ようとすると「築地魚河岸三代目」の予告編がウザいんですよ、ホントに。馬です。


 で、そんなウザついでにショッキングなニュースを目にしました。


 「座頭市」がリメイクされる!しかも、主演は綾瀬はるかで!!


 

 なめとんのかおどれらは!!



 あの北野武が「同じものは作れない」として苦肉の策として目が見える市を演じたあの「座頭壱」をサイボーグ彼女主演で!!


 ・・・まあ、見てみない事にはなんとも言えないのですが、多分ダメでしょう。なぜなら、座頭壱という物語は「話の内容に凄みがある」物語ではなく、「勝新太郎が演じる座頭壱という人物に凄みがある」物語だからなのです。


 世界中のどんな名優をもってしても「座頭の壱」を演じる事はできない。


 壱の杖の突き方、走り方、子供に石を投げつけられた時の表情、地面に落とした握り飯を美味そうに食う仕草、そして何より、勝新自らが考え出したというあの立ち回り・・・


 ちなみに、私は座頭壱シリーズ、映画版はほとんど見ているのですが、見始めたきっかけは、「夜の賭場で明り取りのろうそくを切り落とし周囲を暗闇に陥れた壱が『闇はあたしの世界だ、見当つけて掛かってきな』」というシーンをテレビ探偵団か何かで見て「うひょー、カッコエエ!」などと思い、もう一度そのシーンを見たくなって探し始めたのがきっかけです。ただし、あれだけ座頭壱シリーズを見ておきながら、いまだにそのシーンにお目にかかっていないところを見ると、あれは劇場版ではなくテレビ版だったのかも知れません。もしご存知の方がおられたならば、ご教示いただけたら幸いです。



 この映画の好きなシーン

 この映画の賭場のシーンも最高ですよ。


 不世出のスター、勝新の晴れ姿です。私生活は問題あったみたいだけど。

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最高の人生の見つけ方
最高
最高の人生の見つけ方

監督 ロブ・ライナー
出演 ジャック・ニコルソン
    モーガン・フリーマン


(あらすじ)仕事に人生をささげた大富豪エドワード(ジャック・ニコルソン)と、家族のために地道に働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)は、入院先の病室で知りあった。共に余命は6か月。やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し、無謀にも病院を脱出。“棺おけリスト”を手に、さまざまなことに挑戦する。

 特に目新しい物語ではありません。余命いくばくとなった主人公が残りの人生を悔いなく生きたい、というコンセプトは「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」や「死ぬまでにしたい10のこと」などで書かれていたテーマと同じ事です。


 でも、いいですよ。この映画は。


 この物語はいろいろな意味で対比で出来ています。億万長者のエドワードは離婚を繰り返し現在は独身。病院を訪れる見舞い客は秘書しかいません。対するカーターは、自動車修理工として貧しいながらも研ナオコさんそっくりの奥さんとつつましく暮らしています。無神論者のエドワードに対し、敬虔なクリスチャンのカーター。白人のエドワードに対し、黒人のカーター。全くもって真逆です。


 ただしこれは極端な対比です。この映画の中ではどちらが幸せか、というような胡散臭い道徳的観点からの見方はされていません。


 どちらも一長一短なのです。


 しかし共通していえる事は一つ。どちらにも平等に病魔は襲い掛かります。高々人間の行ってきた事に病気は関与しません。進行も平等、いずれ死ぬという事も平等。


 そんな中、カーターの書いた「棺おけリスト」にエドワードが首を突っ込んだ事からこの物語は転がっていきます。棺おけリストに二人が書いたものはそれまでの生き方同様全く対照的なものもあり、また二人ともに同意したものもあり、なのですが、二人の力によりリストは一つ、また一つと達成されていきます。


 こう書くと二人の友情物語、のように思えるのですが、この映画の凄いところは二人の友情を描きながらもそれぞれの生き方をより深く描いた、というところにあると思います。単に一緒に死のうな、ではないところが素晴しい。棺おけリスト、大したものです。



 余談
 
 私には父がいましたが(当然か)父は癌で亡くなりました。父も父なりに棺おけリストを持っていたようで、「マリファナやチューブに頼らず出来るだけ人間らしく死んでいく」「孫の顔を出来るだけ長く見る」ということを考えていたようですが、結局病魔には勝てず最終的にはマリファナに犯されて死を迎える事となりました。病床で病魔と闘っていた父を思い出すたびに、「俺はこの映画みたいな死に目を迎えてみたいもんだな。」などと夢見る自分がいます。まさに「最高の人生」です。



 この映画の好きなシーン

 ジャコウネコってのは凄い奴ですよ!



 とりあえず私が今年見た映画の中では今のところナンバーワンです。

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恋愛小説家
恋愛小説家恋愛小説家
(2007/05/30)
ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント 他

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(あらすじ)マンハッタン。メルヴィン・ユドール(ジャック・ニコルソン)は人気恋愛小説家だが、実生活の彼は中年を過ぎていまだ独身の、潔癖症で毒舌家の嫌われ者の変人だった。そんな彼だが、ある日隣人でゲイの画家サイモン(グレッグ・キニア)の愛犬ヴァーデルをあずかる羽目になる。


 現在、「最高の人生の見つけ方」が好調に上演中のジャック・ニコルソン主演の映画です。


 「最高の人生の見つけ方」では死ぬ直前の老人の役を演じているジャック・ニコルソンですが、昔からあまりイメージが変わらない方です。何だかイージー・ライダーの時から全く変わってないような印象を受けます。アンチエイジングです。樹木希林さんとか笠智衆とかいった方々と同じ匂いがします。うん、きっとこれがアンチエイジングなんだな。アンチエイジングを目指す人は、最初から老けてろってことです、きっと。


 話は遥か彼方に跳びましたが、この作品はいい作品です。主人公のメルヴィンはどうしようもない人間ですが、時折彼の放つ台詞は強烈で、私は彼の台詞を真似てキャバクラのお姉さんを落とした事があります。もう全部メルヴィンのお陰です。ありがとうメルヴィン!



 この映画の好きなシーン

 メルヴィンの放つ台詞「ましな人間になりたかった。」なんて最高ですよ。最高。



 こんな事を書いておきながらこんな事言うのもなんですが、下心だけで見てはいけませんよ。

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ベニスに死す
ベニスに死すベニスに死す
(2007/12/07)
ダーク・ボガード、ビョルン・アンドレセン 他

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(あらすじ)1911年のヴェニス(ヴェネチア)。休暇をとって、ひとりこの水の都へきたドイツ有数の作曲家グスタフ・アシェンバッハ(ダーク・ボガード)は避暑地、リドに着くと、すぐさまホテルに部屋をとった。サロンには世界各国からの観光客があつまっていた。ポーランド人の家族にふと目をやったアシェンバッハは、母親(シルヴァーナ・マンガーノ)と三人の娘と家庭教師、そして、母親の隣りに座った一人の少年タジオ(ビヨルン・アンデルセン)にアシェンバッハの目は奪われる。


 私はこのブログを核に当たって大まかなあらすじを書いていますが、このあらすじは大体wikiやヤフー映画に載っているものを使わせていただいています。ああありがたやありがたや。


 んで、この映画を見て私なりに感じたあらすじ



 なぎら健壱そっくりのおじさんが、私の職場の先輩、中村さん(仮名)の奥さん似の少年に恋をする、というなかなかに気持ちの悪いものに仕上がっています。


 名作なんだけど。



 この映画の好きなシーン


 マーラーに尽きます。五番に尽きます。



 「わし、マーラーの交響曲全部持ってるもんね。」な方は是非。

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アイム・ノット・ゼア
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アイム・ノット・ゼア
監督 トッド・ヘインズ
主演 クリスチャン・ベイル
    リチャード・ギア


(あらすじ)アルチュール(ベン・ウィショー)は、プロテスト・ソングを書くのを辞めた理由を背広姿の男たちに詰問される。彼はアメリカを放浪しながらソングライティング技術を学んだウディ(マーカス・カール・フランクリン)や、社会派フォーク歌手のジャック(クリスチャン・ベイル)らについて語り始める。やがて彼らの物語は一つに結び付き…


 先日、友人に誘われこの映画を見に行ってきました。

 友人はいわゆる映画好きではなく、ボブ・ディラン好きであったわけなのですが、私は真逆でボブ・ディランの事はほとんど知らず、それでも「偉大な歌手であるからして、見ればきっと感銘を受けるに違いない。」と思い見に行ったわけです。もともと人に映画を見に行こうと誘われたら断らないし、そもそも誰も私を誘ってくれないし…


 有難い事だ。有難い事!


 と、いう訳で、全く予備知識なしに見に行ったこの映画。


 あのね、全然分からないんですよ。


 映画を見るにあたって必要な知識というのは確かにあります。当然この映画を見るにあたってはディランに対する知識が不可欠だったという事で、今回はそれを仕込むのを忘れた私の完敗、って事ですな。


 ちなみに、私の感想はこのような無様なものに仕上がっていますが、ディラン好きな皆様の映画評は「楽しめた、面白かった。」というものがほとんどを占めています。ファンは是非見るべき映画のようです。



 この映画の好きなシーン

 紅一点、ケイト・ウィンスレットが「ジュード」という名でディランを演じて話題になっています。女性が男を演じるというちょっと変わった設定が風評を集めているようなのですが、



 このジュード、インパルスの痩せたほうそっくりです。



 インパルスファンのための映画ではないですが、興味を持ったら是非どうぞ。

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