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馬鹿が脊椎反射で書く映画感想です
オースティン・パワーズ
オースティン・パワーズ [DVD]オースティン・パワーズ [DVD]
(1999/03/17)
マイク・マイヤーズ

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(あらすじ)1967年。英国諜報部員オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)は、ラスヴェガスの地下の秘密基地で世界征服を企む悪の帝王ドクター・イーヴル(マイヤーズ=二役)を追い詰めるが、イーヴルは自ら冷凍睡眠に入ってロケットで脱出。負けじと対抗してパワーズも冷凍睡眠。30年後。97年。復活したドクター・イーヴルは、片腕のナンバー・ツー(ロバート・ワグナー)ら手下を使い、核弾頭を奪取して地下から地球を破壊しようという、新たな世界征服のシナリオ、バルカン計画をすすめる。


 前回、ベッドタイム・ストーリーを見たときに登場した金髪美女(テリーサ・パーマー)がやたら可愛かったということを書いたので今回はその関連でこの作品。

 この作品に登場する美女はエリザベス・ハーレーです。この映画を見るまでこの人のことは全く知らず、したがってこの映画で初見ということになりましたが、正直びっくりしました。



可愛いじゃないかい!!


 今にして思うとこの人が綺麗だと思うのももしかしてどうにかしていたのかもしれないという部分が無きにしも非ずといったところなんですが、とにかく当時の私はそう思いました。その辺のマネキンよりよっぽど整った顔をしている。少なくともロッキーでエイドリアンを演じたタリア・シャイアより綺麗な気がする。声だってエイドリアンの吹き替えは松金よね子さんだったではないか。こういう人をハリウッドはもっともっと使うべきではないのか。


 その後映画を見進めていくうちに、ハリウッドには一瞬ならとんでもなく綺麗な人が腐るほどいる、ということに気がつくのですが、それを考えるとニコール・キッドマンみたいに綺麗をずっと押し通せる人は偉い。



 この映画の好きなシーン

 エンディングです。綺麗なエリザベス・ハーレーを堪能できます。


 しかし、この映画にあらすじがあったとは知らなかった。
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ベッドタイム・ストーリー
T0007129.jpgベッドタイム・ストーリー


監督  アダム・シャンクマン
出演 アダム・サンドラー ケリー・ラッセル ガイ・ピアーズ


(あらすじ)スキーター(アダム・サンドラー)はパッとしない中年の独身男。甥(おい)と姪(めい)にせがまれて、ベッドタイム・ストーリーを話してあげると、彼らはスキーターの作り話の続きを勝手に創り上げてしまった。翌日、彼らが語った一場面が、何とスキーターの目の前で現実となり……。


 まず最初に懺悔します。


 こんな子供向け映画のしかも吹き替え版を、男一人で見に行ってしまうなんて俺は負け犬だ!!


 何だか言いたいことは言い切ってしまったのでもう感想もかけないような気がしますが、なんとなく思ったことを書いていくと…


 まず主人公はバカです。バカってのは世の中に二通りあって、それは他人に迷惑をかけるバカと迷惑をかけないバカの二通りであって、見ているほうが恥ずかしくなる馬鹿というのが広義に考えて迷惑をかけるほうのバカだとするならばこの主人公スキーターは確実に迷惑なバカです。


 で、何で見ていて恥ずかしくなるようなバカなのかと考えたら、多分ディズニー映画だからなんですね。

 
 何と言うか、この映画にしろ、魔法にかけられてにしろ、出てくるバカのタイプが思いっきり子供に擦り寄っているんですよ。子供が好きなタイプのバカ。子供が画面を見てキャッキャ喜ぶような感じのバカ。この映画は、アダム・サンドラーが登場し、子供を喜ばせることで勝負をしてきています。で、そんな小ざかしい計算のもとに描かれたバカに対し軽い怒りを覚えると同時に、何だか直視できない、どこか後ろめたい感覚を見ている人間に起こさせてくれるわけなんです。とにかく、私はこの主人公には感情移入できない。


 主人公がバカなら周りの登場人物も揃ってバカなのですが、特筆すべきはブロンド美少女を演じるテリーサ・パーマー でしょう。


 ディズニーはいったいどこからこんな人間を探してくるのか?


 とにかく可愛い。いや可愛い。そしてバカが似合う。ブロンド。巨乳。おめめパッチリ。可愛い。バカ。バカわいい。かわいバカ。


 まあ自分でも何を書いているのかわからなくなってきましたが、要するに


 バカを入り乱れて登場させ、子供に思いっきりすり寄りながらも、最後はハッピーエンドで終わらせるディズニー映画は強引ながらも力がある


 ってことです。


 この映画の好きなシーン

 ちょっとこの映画の吹き替えは酷いのではないか? 


 まあ、吹き替え版見た俺が悪いんだよな、男一人で。

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ベンジャミン・バトン 数奇な人生
330912view004.jpgベンジャミン・バトン 数奇な人生


監督 デビット・フィンチャー
出演 ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ティルダ・スウィントン


(あらすじ)80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。時間の流れを止められず、誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、時間を刻んでいくが……


 映画の予告編ってのは大事です。


 映画を見るに当たって、多くの人は多分予告編を見て映画館に足を運ぶものだと思います。中には「アカデミー賞でオスカーを獲った」とか「テレビでおすぎが誉めてた」とかいった付加価値がついて映画館へ、なんてこともあるんでしょうがそれはメジャーな理由ではないように思えます。ましてや、「誰それの脚本作品だから」とか「撮影監督が樋口真司だったから」なんて理由で映画を見に行っちゃう人は結構マニアックなんじゃないか、そう思ってしまったりします。


 で、最近の映画の予告編なんですが、大変によくない。よろしくない。


 もう予告編には騙されっぱなし、やられっぱなしです。「インディ・○ョーンズ」みたいに散々人の期待を膨らませておきながら派手に面白くないものはザラ。中には「○○が静止する日」みたいに予告編だけで映画の内容98パーセントが分かってしまうという視聴者をなめとんのかゴルァ!な映画もあったりして、もう我々は騙されませんよ、てな感じではすに構えちゃったりするわけです。


 そんな中、この「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の予告編を見ました。


 もうね、予告編の時点で、「わ、この映画つまらなそう。パス!パス!!」ってなったわけです、私は。何だかひどくパッとしない映画な訳です。これがまた。


 でもこの間ちょっと時間が空いたもんだから映画館に足を運んでみたらちょうどこの映画の上映時間だったわけです。ああ、そんなに面白そうじゃないけどまあ見るか。そう思ってチケット買ったんですよ。



 物凄く面白いい映画でした。フィンチャー監督、ごめんなさい。


 淡々と進むストーリーの中に何だか愛があふれているんですよ。だから出てくる人たちがやたらと美しい。「大柄であまり美人ではない」はずのティルダ・スウィントンだって十分に物凄く綺麗です。水面から顔を出すケイト・ブランシェットなんかもうね、もう、何と言うか恋しちゃいそうです。あぶねえ。


 そんな中、この映画の一番好きなシーン



 必死にマシンガンを打ちまくる鬼の形相のスミス

です。



 私は命をがけの人間の画が大好きなんですわ。

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コールガール
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(2008/01/25)
ジェーン・フォンダドナルド・サザーランド

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(あらすじ)ペンシルヴァニアの研究所の科学者が突如失踪し数ヶ月。彼を探しにNYに派遣された同僚のクルート(サザーランド)は、彼がコールガールに宛てた卑猥な手紙だけを頼りに独自の調査を始める。受取人の友人で売れっ子のコールガール、ブリー(フォンダ)に協力を請うがつれなくされ、クルートは彼女を監視することに。ひたすらみつめるうち、恋の芽生えを意識する彼の心は、やがて、愛に不寛容な彼女を優しく包みこみ、二人は一致して事件の解決に取り掛かる…


 かなり時間は経つものの前回の許されざる者の続きなんですが、私はクリント・イーストウッドの映画が大好きなわけです。

 で、前回書いたように監督作品として一番好きなのは「許されざる者」なんですが、じゃあただ単にクリント・イーストウッド出演作の中では何がすきなのよ?と問われれば多分「ガントレット」なんだと思います。随分昔に見た映画なんで細かい内容は忘れてしまったところもあるわけなんですが。


 しかしながらこいつはいい機会、久しぶりにガントレット見て、ついでにブログの記事にもしてしまえ、名事を考えながら近所のツタヤにふらりと立ち寄り、ガントレットを探したわけなんです。



 ねえの。


 
 ないんですガントレット。どこにも。新聞の隅にも、桜木町にも。


 ただ、リアル店舗にはどこにもないんですが、さすがにツタヤオンラインにはありました。要するにそういうことなんですね。中途半端に昔の、なおかつ名作とまではよばれない映画を、散歩がてらふらっと立ち寄ったツタヤで偶然に見つけて借りて帰って感動する、ということはいまや全く起こりえない事象で、どこかで確固たる情報を仕入れてネットで見付けださないとこういう映画は見られない、つまり普通に考えたらガントレットみたいな映画が日の目を浴びることはもうない、ということでもあるんですね。悲しい悲しい。


 で、何で今回、ガントレットではなくコールガールなのか、ということなんですが、


 要するに覚えてないんですよ、ガントレット。でもツタヤにはないんですよ。悲しい悲しい。


 じゃあ、コールガールはどれくらい覚えているのかというと、



 昔の会社の同僚がドナルド・サザーランドそっくりだった。



 ということはきっちり覚えてる。


 この映画の好きなシーン


 ベットに横たわるジェーン・フォンダにドナルド・サザーランドがキスするまでのまどろっこしい間。


 です。


 要するに僕は、「男が女を命がけで守る。」というお話が好きなんですよ。自分にそんな甲斐性はないけれど。

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許されざる者
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(2000/04/21)
クリント・イーストウッドジーン・ハックマン

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(あらすじ)荒事からは足を洗っていたウィリアム・マニーの元へ若いガンマンが訪れる。娼婦に傷を負わせ賞金をかけられた無法者を追うためだ。マニーのかつての相棒ネッドを加えた3人は追跡行に出かけるが、その頃、町の実力者の保安官ビルは疎ましい賞金稼ぎたちを袋叩きにしているところだった。やがてビルの暴力が黒人であるネッドにも及んだ……


 チェンジリングがクリント・イーストウッドの作品であったことから、今回はその繋がりでこの映画。



 実は私、この映画を見た頃は



 「クリント・イーストウッドはバカだ!」


と思っていました。


 理由は、その昔何かのテレビ番組で(多分ウルトラクイズです。たけしが出ないほうの)イーストウッドが警官の適性訓練を受けたら不合格だった、というエピソードを見たからです。適正訓練って言っても何のことはなく、まあよくゲームセンターにおいてある射撃ゲームがあると思うんですが、あれで登場する人間を敵味方関係なく全部撃ち殺してしまった、みたいなお話でした。ただ、それを聞いた私は「ダーティーハリー=乱暴者=バカ」みたいな図式を頭の中に作り上げてしまったわけです。


 ああ、イーストウッドってバカなんだ…


 敵も味方もないんだ…


 だから、この映画がアカデミー賞にノミネートされているのを見たときには驚きました。何とバカの映画が映画の祭典でグランプリ候補にノミネートされている。ああ、アメリカ人ってバ(以下略)


 そしてなおかつこの映画の評判がたいそういいわけなんです。「許されざる者はいい映画だね、是非アカデミーを取らせてあげたいね。」などとのたまうヒョウロクダマ、もとい評論家がいっぱいいたわけです。ああ、評論家ってバ(ry)


 で、そうこうしている内にこの映画、本当にアカデミーの作品賞を取ってしまったんです。


 あらら、アカデミー取っちゃったよ。それじゃ仕方ない。俺も見てみるか。そんな感じでこの映画を鑑賞した私ですが、この映画の圧倒的な完成度を目にして私はこう思いました。



 
 ああ、バカってのは俺なんだ…




 この映画の好きなシーン

 オープニングとエンディングの美しさを、私は文字で表すことが出来ません。気になったら必見!!

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チェンジリング
332551view002.jpgチェンジリング

監督 クリント・イーストウッド
出演 アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコビッチ


(あらすじ)1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった…


 実話を基にしたこのお話。大変に怖い話です。

 まずこの映画のタイトル、チェンジリングですが、その意味はWIKIによると、「取り替え子。ヨーロッパの民話で、妖精が人間の子供をさらった後に置いていく妖精の子供。転じて嬰児交換の意味でも用いられる。」だそうです。う~ん、怖い。この伝説だけで物凄く怖いです。


 で、もう一つ怖いことが。


 「アンジェリーナ・ジョリーがか弱い女性の役を演じている。」


 もうこれ抜群に怖いです。


 アンジェリーナ・ジョリーと言えば、ついこの間まで心の力で弾丸を曲げていた人です。エスカレーションのメロディに乗ってバイクの上から鉄砲を撃ちまくっていた人です。そんな凶暴かつ獰猛なアンジーのイメージはなかなか覆るものではなく、この映画でもアンジーはアンジーらしく二重はでかいし首筋の筋肉は発達してるしエラは張ってるし鼻の下にある日本線は濃いしなんとなく東国原知事に似てるしと存在感を発揮しまくっています。

 
 ところがそんなアンジーですがもっともっとよく見てみると以外に違和感がないことが分かってきます。泣いているアンジーの顔は目の下のクマが物凄くか弱く、如何にも病的な弱さをかもし出しています。アンジーの後姿は、ドレスの上からでも明らかにそれと分かるほど細く、守ってあげたい感を存分に振りまいています。いいぞ、アンジー。演じればなんだって出来るじゃないか。アンタ、天才役者だな。


 で、そんな弱さを演じたアンジーですが、結果として、今まで演じてきた百戦錬磨の勇者たちよりも、本質的に強い人間を演じた、といっても過言ではない強さを見せつけてくれます。素晴らしい、母は強い。


 そんな話をまとめ上げたのはクリント・イーストウッド監督。全体的にいかにもイーストウッド監督なつくりで、音楽まで担当しています。脚本が物凄いお話であり、なおかつこれが事実だという全く以って笑えない面もあるこのお話を、重厚かつスピーディーに見せる手腕は素晴らしいです。




 この映画の好きなシーン

 ラストのヤバラ(矢原?)刑事決してカッコいい顔ではないのになんかカッコいいんだよな。



 ちょっとショッキングなお話ですが、見て損しない映画です。お薦め。

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