馬鹿が脊椎反射で書く映画感想です
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ミラーズ
080908_mirrors_main.jpgミラーズ

監督 アレクサンドル・アジャ
出演 キーファー・サザーランド ポーラ・パットン


(あらすじ)同僚を誤って射殺してしまい、停職処分を下されたニューヨーク市警の刑事、ベン・カーソン(キーファー・サザーラン)はアルコールに溺れる日々を送っていた。だがベンは、別居中の妻・エイミーの信頼と、かわいい2人の子供との生活を取り戻すため、5年前の大火災で大勢の死者を出し、廃墟と化したメイフラワー・デパートを巡回する夜警の仕事につく。そこでベンは、いまなお美しい光沢を保つ巨大な鏡の邪悪な妖気に引き寄せられるように鏡に触れた瞬間、全身を焼き尽くすような激痛がベンを襲い、鏡には焼けただれた女性の姿が映し出された…。そのあまりにもリアルでおぞましい体験から、極度に鏡を恐れるようになったベン。だが彼の周囲で、奇怪な出来事が続発するようになる。やがてベンは、鏡に浮かび上がった謎めいたキーワードの意味を調べるうちに、50年以上前に病院で起こった忌まわしい事実にたどり着く…


 怖い映画というのにも色々とあって、まあ簡単に言うと怖い映画と怖くない映画に分けることが出来ると思います。当たり前ですね。


 ただ、その怖いにも色々あるわけで…


 たとえばREC。この映画は大変怖いですが、登場するのはゾンビです。ゾンビそのものは大して怖い存在ではなく、ゾンビ映画の怖さは「ゾンビがどういったタイミングで出てくるか。」の一点に賭けられていると思います。簡単に言うと、びっくり箱を空けたときの怖さです。だから、RECは本当は怖くないのに怖い映画、ということが言えると思います。


 反面、我々日本人が見た場合、「リング」や「呪怨」は怖い映画、ということが言えると思います。何だか得体の知れないものが迫ってくる怖さ。脊椎の真ん中にずしんと来る怖さ。ああ怖い。これらの映画はとっても怖いです。


 じゃ、エクソシストはどうなの?ということになるのですが…


 エクソシストが怖かったという人はそんなにはいなかったんじゃないか、と私は思います。あの映画を見た後の周囲の感想としては「首が360度まわるんだよね~」とか「口から吐いたのはグリーンピースのスープだったらしいよ」とかいった「映画が怖くて仕方がなかった。」という物ではなく、ブリッジで階段を下りるなんてすげえな~といったどちらかというとイロモノ扱いのものが大半を占めていました。


 ところが、アメリカ人は、この映画が怖くて仕方がないらしい。

 
 ここにも、国境を越えることのない映画の魅力があると思います。


 たとえばコーエン兄弟やジャック・ブラックを見ても我々日本人が腹の底から笑えないように、北野武のコメディ映画を外国人が全て理解できているとは思えないように、「恐怖映画」にも超える事が出来ない一線があるのだと私は思います。日本人には理解できない悪魔思想。我々日本人が怖いのは、鬼でも悪魔でも鬼太郎でもなく、霊、死霊、悪霊です。我々が化け猫を怖いと思うのは、化け猫の向こう側に恨みを持った霊の存在が見えるからです。多分アメリカ人に化け猫を見せてもちっとも怖がってくれないに違いない。要するに文化の壁は意外と高い。


 
 で、この映画。



 途中まではとても怖いです。それは、途中まではゾンビ映画と同じく、得たいの知れないものを「わっ!」というタイミングで登場させる手法をとっているから。文化の違いを超える事が出来る怖さの演出です。ところが中盤以降、恐怖の正体が分かってしまうとこの映画は急激に怖さを失います。それを言うとネタばれになってしまうわけですが、まあここまで書いておいてネタばれもクソもないんですが、とりあえず言いたいことを一つ。


 
 中盤以降のストーリー展開は、主人公の傲慢以外何者でもない。



 結構楽しめたし、怖かったのも事実ですが、脚本そのものはひどいと思いますね。





 この映画の好きなシーン

 今回は番外編です。


 なんていうか、鏡って言うのはやっぱり怖くて神秘的なもの、というのは間違いないので、以下、私が目の中にゴミが入ったときに偶然発見してしまった鏡を使ったちょっとだけ怖い遊びを紹介します。興味がある方のみどうぞ。


①鏡から10センチくらいの距離に近づく

②鏡に映った自分の左目を見つめる

③何だか違和感が出てくるまでそのまま見つめる

④何だか違和感が出てきたら「お前は誰だ。」と言いながら鏡の中の右目に視線を移す





 

 自分にそっくりの他人がこちらを見ている錯覚に一瞬陥ることが出来ると思います。怖いの注意!
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テーマ:私が観た映画&DVD - ジャンル:映画

コメント
この記事へのコメント
お久しぶりです。
そうですねぇ。怖さの感覚って確実に国によってというか育った環境によって変わりますよね。
やっぱり日本のお化けが一番怖い。
なんか“怨念”というのが、強いのでしょうか?化け猫、見たことないけどwhat's マイケルのようなものでしょうか?襖を閉めると化け猫と聞いたことがあります。化け猫は礼儀正しいのですね。
2009/02/05(木) 13:04:56 | URL | リカー子 #-[ 編集]
>>リカー子さん
お久しぶりです。ご無事で何よりです。
日本のお化けは怖いし、化け猫なんかも怖いですが、私にとって一番怖いのはヘビー級の続編が見られなくなることでしょうか。ああ、怖い怖い。

とまあ精一杯の社交辞令を送ってみました。ちなみに私は酔っ払うとふすまを閉めることが出来ません。妖怪以下です。
2009/02/05(木) 20:30:00 | URL | 馬面 #-[ 編集]
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