馬鹿が脊椎反射で書く映画感想です
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ガメラ3 邪神覚醒
ガメラ3 邪神<イリス>覚醒ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
(2001/02/21)
中山忍、前田愛 他

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 死んだ私の父がよく言っていた言葉に「家の繁栄は三代目が決める。」というものがありました。

 父が言うには、ですが、初代というのは身代を作ったものだからそれをそのまま二代目に残す。それを受け継いだ二代目は父の苦労を見ているから慎重に行動、生活し、身代を食いつぶす事はない。さらにそれを受け継いだ苦労知らずの三代目が遊び呆けるか、苦労するかでその家の繁栄は決まる。徳川が15台も続いたのは家光が立派に苦労したからだ。


 そんなありがたい経営哲学も初代が私にびた一文残してくれなかった現状では糞の役にも立ちはしないのですが、要するに初代と二代目が頑張ったら三代目も頑張んなさいよ、というのがこの言葉の趣旨です。




 わかったか?ガメラ3!



(あらすじ)ガメラ対ギャオス戦に巻き込まれて家と両親を失い、南明日香村に住む親戚に弟の悟と共に引き取られた中学生の少女・比良坂綾奈は、余所者扱いをして悟をいじめる同級生女子3人組を抑止するため言いなりとなり、大地主である守部家の杜の沢の祠に在る「柳星張(りゅうせいちょう)」が封印された洞窟へ度胸試しの如く立ち入り、黒い勾玉と大きな卵を見つける。
その現場を守部家の跡継ぎ息子である龍成に見つかってしまうが、龍成に構わず祠に出入りして卵を孵らせ、「イリス」と名付けて密かに育てる。イリスはギャオスの断末魔の叫びや綾奈のガメラへの憎悪に感応し急速に成長し、ついには南明日香村の住民を襲い村を壊滅状態に陥れる・・・




 このガメラ3ですが、前二作品に比べ評価は芳しくありません。書く言う私もこの映画はあまりいいとは思いません。何故か?



 簡単に言うと、深入りしすぎたんだと思います。



 前作品「ガメラ」及び「ガメラ2」は、確かにある一定の評価を得ました。が、しかしながら、それはこの映画を見た人の間だけのものでした。すなわち、多くの日本の映画ファンのスタンスというのは、この時点でもやはり「ガメラ?へん!怪獣映画だろ!」というものでした。

 製作側は、この現実が悔しかったんだろうと思います。


 あれだけ熱心に、苦労を重ねてシミュレーションし、現実に即して大人向けに取り組んだ「ガメラ」なのに、やっぱり日本のファンっていうのは「怪獣映画」というレッテルをはってろくに相手をしてくれない。何だ?何が足りないんだ?ガメラが、日本人に受け入れられるためにあらゆる努力はしたはずだ。



 怪獣か?怪獣って言う存在自体が子供だましで受け入れてもらえないのか?じゃあ、怪獣に現実として存在できるだけのリアリティを与えればいいのか?日本にしか怪獣が現れない事が不自然じゃないようにリアリティをあたえればいいのか?


 な訳で、この「ガメラ3」は、「怪獣ってのは現実に存在しうるんだよ。」「日本にばっかり怪獣が出るのはこんな理由なんだよ。」という説明を延々と続ける羽目になってしまいます。



 そんなのどうだっていいんだよ


 「ガメラ」のときに書いたと思いますが、映画は基本的にフィクションです。嘘が入ります。だから全ての嘘に対して合理的な理由は必要はないと私は思っています。「エイリアン」が存在する具体的な証拠は必要ないし、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にタイムマシンの存在を証明する必要はない。



 同様に、ガメラが現実の生き物である理由を証明する必要ない、というのが私の意見です。そこを本気で突き詰めたら、生物学的には絶対にいない生き物になってしまいますから。



 そういった点を排除して、ガメラを憎む少女、綾奈の話にしたら、この映画ももっと面白くなったのではないか、私はそう思います。この着眼点は素晴しいです。今まで見たどんな怪獣映画にも、ヒーローものにも「正義の味方と悪の怪獣との決闘に巻き込まれて肉親を失い、結果として正義の味方を恨むようになった」なんて話は出てこない。でも、独立戦争の孤児っていうのは世界中に確実に存在する。そして、それは「聖戦」とか「正義」とかいったものが抱える根深い問題点であるわけなんですな。


さてさて、この映画の好きなシーン

 実はこの映画には素晴しい見所があります。


 それは、特撮シーンのリアリティ、です。



 とにかく大迫力。冒頭の渋谷のギャオスとの空中戦、ラストの京都駅での決闘シーン。中でも私が一番好きなのは



 イリスとの空中戦、ガメラが回転しながらイリスにアタックをかけるシーン

です。




 なお、この映画はテレビではなく、映画館で見ることを強く推奨いたします。今からだと無理っぽいけど。
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こんにちは。突然のコメント恐れ入ります。
 私は下記のTBを致しました「ガメラ医師のBlog」管理人のガメラ医師と申します。2005年8月以来、映画ガメラに関する情報収集Blogを更新しており、こちらの記事にはガメラの検索から参りました。
 拙Blogでは従来より、平成ガメラ三部作に付いての記事をまとめており、この度3月7日付けの下記TBの更新中にて、こちらの記事(最近の3篇)を、引用・ご紹介させて頂きましたので、ご挨拶に参上しました。差し支えなければ拙Blogもご笑覧頂ければ幸いです。
 長文ご無礼致しました。それではこれにて失礼します。
2008/03/07(金) 17:05:32 | URL | ガメラ医師 #uzicl2Lc[ 編集]
>>ガメラ医師
訪問有り難うございます。
拙い文章である上に、本人の気づかない間違いや思い込みも多くあるとは思いますが、読んでいただいて幸いです。

間違い等ございましたら、バシバシとご指摘下さい。善処する所存です。
2008/03/07(金) 20:13:06 | URL | 馬面 #I4t1ZHtI[ 編集]
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 本項では、長文の鑑賞記 *o*) から魂の叫び ^_^) に到る、様々な記事が集まりました。 前回の「平成(金子)版視聴記など 2008/03/04」はこちら。 平成(金子)版三部作論議: 『馬面映画館』 http://umaduradekaatama.blog118.fc2.com/ さん、3月4日の更新 ガメラ【
2008/03/07(金) 17:02:00 | ガメラ医師のBlog
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