馬鹿が脊椎反射で書く映画感想です
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ミスト
001ミス

ミスト

監督 フランク・ダラボン
原作 スティーブン・キング
出演 トーマス・ジェーン
    マーシャ・ゲイ・ハーデン
 

 前々回、「最高の人生の見つけ方」が今年最高の映画、と書きました。

 しかし、こいつもなかなかのものです。

(あらすじ)激しい嵐が街を襲った翌日、湖の向こう岸に不穏な霧が発生する。デイヴィッドは不安に駆られながら、息子のビリーを連れ、隣人の弁護士ノートンと街へ買い出しに向かう。3人がスーパーマーケットに入ろうとすると、店内は大混乱。外では軍人が歩き回り、サイレンが鳴り続ける。すると、ひとりの中年男が叫びながら駈け込んで来た。「霧の中に何かがいる!」と。店外を見ると深い霧が駐車場を覆っていた! 


 これは怪獣映画とも言えるし、SFともいえます。が、しかし、この映画の本質は心理サスペンスです。


 これと同じようなコンセプトの映画として「クローバーフィールド」が上げられると思います。いずれも、「何らかの理由で不安定になった社会」を表しており、その不安定の要素をどちらの映画も「怪物」を起用する事により再現しています。

 
 そしてこの映画には、「世紀末的な要素」があります。


 それは、「宗教」です。


 霧に囲まれた中で、スーパーの中は一つの社会として独立します。その不安定な社会は、よりどころを失い、宗教にすがりつきます。この映画に出てくる怪物は、最終的には軍隊の火炎放射器で焼かれてしまう程度の強さしか持っていない、怪獣映画としては特筆すべき弱さをもっているものです。しかしながら、そんな怪物の強い、弱いは関係なく、社会の中の人々は著しく安定を失います。人間なんて、社会なんて弱いものです。


 通常の映画では強い主人公という立場の人間も、この映画の中では弱いものです。証拠に、主人公は映画のラストで致命的なミスを犯します。しかしながら、主人公の目線からこの映画を見ていた私は、主人公の行動はおかしいとは思えなかった。結果論からすると大失敗を犯すのですが、この映画を見ている最中は主人公のとった行動は問題ある行動とは思えなかった。すなわち、私の心も主人公と同じく弱いものです。社会が安定を欠いてしまったならば、私もどんな行動をとるか知れたもんじゃない。



 この映画の好きなシーン

 ワンシーンで好きというよりも、この映画の緊迫感、です。この張り詰めた空気はフランク・ダラボンならでは。是非映画館で味わうべきです。



 でも、デートで女の子と見に行っちゃいけない映画ということは付け加えておきます。
スポンサーサイト

テーマ:私が観た映画&DVD - ジャンル:映画

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。